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死ぬ程洒落にならない怖い話-欠落感

153 :本当にあった怖い名無し:2013/03/05(火) 23:49:02.33 ID:uMa6pjwN0
何年か前に両親が仕事の関係で出張に行っていて、叔父さんの家に預けられた事がある。
叔母さんと中3の従兄弟も歓迎してくれたし、家も広くて一緒にゲームしたりと楽しく過ごしていた。
だが、初めて来た日の夕食時、手伝いをしていて、箸とかコップとかを並べていたら、
「俺君、コップが1個多いよ」と言われた。
で、よくよく見たら、箸や皿も4個配る所を5個配っていた。
馬鹿だなー俺ってその時は思っていた。
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154 :本当にあった怖い名無し:2013/03/05(火) 23:51:10.15 ID:uMa6pjwN0
その翌日、高校から帰って叔父家の玄関見た時に、妙な違和感を感じた。
叔母さんと従兄弟と叔父さんの靴が揃えてあったんだけど、誰かのが一つ足りない?って何となく思った。
最初は俺の靴かって思い、一緒に他のと並べたみたけど、やっぱりどこか欠落感があった。
しかも、その日や次の日の朝食、夕食でも、昨日と同じ食器を余計に配る間違いをした。
俺疲れているのかなあと思っていたが、ここまで来ると妙に気になった。


155 :本当にあった怖い名無し:2013/03/05(火) 23:56:38.44 ID:uMa6pjwN0
で、居候してから四日目に、深夜に突然尿意で目が覚めた。
隣のベッドを見ると従兄弟が寝ていたので、起こさない様にしてそっとトイレに向かった。
廊下を歩いてトイレの扉を見ると、隙間から光がうっすら覗いていた。
誰か入っているのかなと思って、コンコンとドアを叩くと返事が返ってきた。
中でガタゴトと物音がしているので、しばらく待っていた。
多分、叔父さんか奥さんが入ってるんだろう。
と、しばらく待っていると、廊下から叔父さんがやってきた。


156 :本当にあった怖い名無し:2013/03/05(火) 23:59:24.09 ID:uMa6pjwN0
「ああ、奥さんが入ってるみたいです」と答えると、
「家内ならさっき私の隣で寝ていたよ」と、怪訝な顔をされた。
「え?でも今本当に入ってますよ?」
慌ててトイレのドアを見ると、隙間から漏れていた光が消えていた。
ゾッとして、ドアノブに手をかけると呆気なく開いた。中には便器以外には何も無かった。
本当にいたんだと主張したが、気味悪がられて相手にされなかった。
「部活で疲れているんだろうから、早く寝なさい」とも言われた。

納得いかないままその日は終わったが、
1ヶ月経って叔父家をお暇するまで、叔父の家族の靴や服、食器の数の欠落感を感じる事が多々あった。


158 :本当にあった怖い名無し:2013/03/06(水) 00:02:21.61 ID:VGoP/kiv0
その後、正月に再び叔父と会って会話していた時に、何かのはずみで、
叔母さんは昔、従兄弟を生む前にもう一人赤子を妊娠していたと聞いた。
結局その子は出産が上手くいかず堕胎してしまったのだが、
それからしばらく叔母さんは従兄弟を妊娠するまで、その子が生きているかの様な振る舞いをしていたらしい。
その話を聞いて、あの欠落感はもしかするとそれなんだろうかと、妙に怖くなって叔父には話さないでおいたが、
その赤ん坊はまだ叔父達と同居しているのかもしれないな、と思った。
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カテゴリ:死ぬ程洒落にならない怖い話

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