ヘッドライン

死ぬ程洒落にならない怖い話-京都祇園の神隠し

オカルト
143 京都祇園の神隠し 1/6 sage 2013/08/30(金) 07:53:36.15 ID:jzw24ttl0
もう10年以上前、京都祇園での神隠しの話

関東から京都に修学旅行に来た中学生が班行動中に行方不明になった
男2人、女3人の班で、いなくなったのはそのうち1人の女生徒だった
班ごとに一つずつ持たせていた携帯電話から担任に連絡が入り
午前11時ごろ、清水寺から祇園に向かっている途中ではぐれたという

教員と警察は一帯を手分けして捜して回ったがなかなか見つからない
これは迷子ではなく誘拐ではないか、全ての班を宿に戻らせようか
ならば京都にいる修学旅行生全員を、しかしそんな一大事は容易には……
と騒ぎがいよいよ大きくなってきた午後2時前
渡月橋を一人で歩いている所を巡回中の警察官に発見、保護された

女生徒は怪我もなく、学校と氏名をすらすらと述べたが
放心してその外は聞くに答えず、病院に運びこまれた
翌日、女生徒の語った所によると経緯は次のとおりであった
スポンサードリンク
スポンサードリンク
144 京都祇園の神隠し 2/6 2013/08/30(金) 07:54:18.58 ID:jzw24ttl0
建長寺(建仁寺の誤りと思われる)の山門を横に見て歩いていくと
ほどなく古い建物の並ぶ通り(花見小路と思われる)に出た
しばらく歩いていくと脇でガラガラと戸を開ける音がした
何気なく目をやると戸を開けた先に信楽焼の狸が立っていた
「見て、タヌキ」と向き直って他の生徒に声をかけると
「本当だ」「家にもあるぞ」と数秒足を止めて眺めていた

しかし狸で盛りあがるのも数秒のうち、すぐ飽きてまた歩こうとすると
班のメンバーは黙ったまま、じっと狸を見て動かない
おや、と思って再び狸のほうを見るが先ほどと何ら変わりない
「どうしたの?」と問うも、皆は黙ったままタヌキの方へ歩き出した

不審に思い「ねえどうしたの、どうしたの」としきりに問いかけるが
答えは来ず、班員はとうとう玄関先に至って狸を撫で始めた
そのとき妙に冷静になるというか、状況が理解できた気分になって
「みんな狸が好きなんだ」と今思えば訳の分からない納得をしていた

145 京都祇園の神隠し 3/6 sage 2013/08/30(金) 07:55:23.28 ID:jzw24ttl0
しかし自分も一緒になって狸を撫でようという気はおこらず
むしろ遠巻きに眺めるにつれてタヌキが憎たらしく思えてきた
別に友人が狸に夢中になっていることが悔しいというわけではなく
何かを思い出したかのように狸への嫌悪感が沸きあがってきた

ドドンという太鼓の音で気がつくと、
自分は心の中で「狸は憎い、狸を殺そう」と延々と呟いていた
どれだけそうしていたかも分からなかったが
その太鼓の音で我に返ると、友人たちは両手を狸につけたまま
顔だけこちらに向けて無言で彼女を見つめていた

「それ狸だよ?なんで騙されるの?」と叫ぶと
むわっと生暖かい風が吹き、狸の家の引き戸がピシャっと閉められた
急いで駆け寄るが足元の地面がぐにゃりと伸びていって
ランニングマシーンのようにいくら走っても進めない
生ぬるい風が運んできたコロッケを揚げたような匂いが充満してきた
左右を見渡すと人影もなく、怖くなって通りを走って逃げた


148 京都祇園の神隠し 5/6 sage 2013/08/30(金) 08:02:21.42 ID:jzw24ttl0
天狗に従って小川の土手に進むと握り飯を差し出してきたので食べた
食べ終わると今まで携えてきた銅鑼がなくなっているのに気づいたが
無言の行の最中であるのを思い出したので何も問わなかった
それまでの疲れがどっと出て、満腹感も相俟って眠くなってくると
天狗が自分を背負ってくれたので、そのまま寝入ってしまった

目が覚めると天狗の姿はなく、公園のベンチに座っていた
近くに橋が見え、人が多く歩いているのを見て安心したが
自分がいま迷子なのを思い出し、場所を尋ねると渡月橋という
渡月橋は午後のスケジュールに入っていたのを覚えており
このあたりにいれば誰かが見つけてくれるだろうか
あるいは交番を探すか電話を借りようかなどと思案していると
ちょうど警官が歩いてきたのが見えたので助けを求めた
それから後のことはよく覚えていないという


150 京都祇園の神隠し 6/6 sage 2013/08/30(金) 08:07:04.28 ID:jzw24ttl0
同じ班の生徒によれば、女生徒は急にいなくなったのであり
狸やコロッケの匂いなどに心当たりはないという
近くを歩いていた別の班の生徒や他の通行人も同様であった
警察の捜索でも怪しい山伏や銅鑼は発見されなかった

山伏の中にはこの話を聞いて、何々様の祟りだとか
臨死体験により彼岸を見てきたのだとか言う者もいたが
医師によれば、女生徒の語った内容は誘拐のショックで
だいぶ歪められているとのことで、それが尤もなことであろう
だが本当にこれは誘拐事件だったのだろうか
話を聞かせてくれた関係者はこれを神隠しといって憚らなかった

この未成年者略取の一件は既に時効が成立した
女生徒は現在20代で、地元の菓子メーカーに勤めている

すみません、一部sage忘れました。連投規制もあるのでこちらに書き足します。

関連記事
良かったらこの記事についてコメント欄に感想を書き込むかツイッターかフェイスブックで拡散お願いしますm(_ _)m

この記事へのコメント

スポンサードリンク

にほんブログ村 2ちゃんねるブログ 2ちゃんねる(雑談・VIP)へ
タグ: 怖い話 
カテゴリ:死ぬ程洒落にならない怖い話

トラックバック

URL :

おすすめ記事

最新記事
スポンサードリンク
スポンサードリンク


検索フォーム
相互RSS募集中
相互RSSや削除依頼の連絡はこちらまで
ブログランキング
応援よろしく(*´∀`*)
にほんブログ村 2ちゃんねるブログ 2ちゃんねる(雑談・VIP)へ
カテゴリ
人気記事
ほんのりと怖い話最新記事
月別アーカイブ
QRコード
QR
RSSリンクの表示
リンク
フリーエリア

アナリティクス
カレンダー
07 | 2017/08 | 09
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -