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山にまつわる怖い話-猿酒 動く物 和装の男性

オカルト
『猿酒』
449 :雷鳥一号 ◆jgxp0RiZOM @\(^o^)/:2014/10/18(土) 20:01:19.68 ID:9ZdJyieC0.net
杣人に聞いた話。

仕事についてまだ間もない頃、山の中で酒の匂いを嗅いだという。
鼻をひくつかせながら匂いを辿ると、やがて液体を溜め込んだ木の洞を見つけた。
指に漬けて、恐る恐る舐めてみる。
「酒だ。こんな所に酒が出来てる!」
手で掬って一口呑んでみた。美味い。

先輩の杣へ伝えに行くとこう言われた。
「一杯おこぼれ与ったんなら、それで終わりにしておけ。
 それは猿酒といってな、この山の猿が拵えてるって話だ。
 猿は猿でも、大物の猿神様だ。
 ちょっとなら目こぼししてくれようが、大っぴらに盗ると罰当てられるぞ」

諫められはしたものの、あの味が忘れられず、帰り際にもう一度寄ってみた。
記憶にあった部分の木には肉が盛り上がり、洞は綺麗に失せていた。

「俺が酒好きなモンだから、猿神様が自慢がてら一杯奢ってくれたのかな。
 畜生、もう一口呑んどきゃよかった」
そう言って残念そうに、しかし嬉しそうに彼は笑っていた。
噂では今でも時折、御裾分けに与る幸運な杣人がいるという噂だ。

下戸である私に酒を語る資格はないかもしれないが、
そんな場所にある液体を平気で口に含むという彼らの行動は、どう考えても理解不能である。
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『動く物』
450 :雷鳥一号 ◆jgxp0RiZOM @\(^o^)/:2014/10/18(土) 20:02:49.86 ID:9ZdJyieC0.net
知り合いの話。

仕事で森林公園の掃除をしていた時のこと。
箒とゴミ袋を下げて歩いていると、行く手の木立の間に動く物がある。
ふりふり振られている犬の尻尾だ。
「野良でも入り込んだかな?」
追い払おうかどうしようか悩んでいた矢先、犬が向きを変えた。
見ていた彼は、思わず箒を取り落としてしまった。
その犬には首から先が無かったのだ。
断面は墨でも流したかのように真っ黒に見えた。
そのまま彼の方へ歩いてくる。魅入られたように動けない。
そして、何事もなく犬は彼の横を通り抜けていった。
すれ違う瞬間、何かと目が合う。
首断面のその奥、身体内の暗がりに、光る小さな点が二つほど見えた。

硬直した身体が動くようになったのは、かなり経ってからだったという。
以来その公園での業務が、少し憂鬱なのだそうだ。


『和装の男性』
451 :雷鳥一号 ◆jgxp0RiZOM @\(^o^)/:2014/10/18(土) 20:03:39.89 ID:9ZdJyieC0.net
友人の話。

彼がまだ幼い頃、神社の裏山でよく遊んでいたという。
その日はカブトムシを探すのに夢中になってしまい、気が付いた時には辺りはすっかり暗くなっていた。
一人だったものだから心細くなってしまい、小走りで帰ることにした。
麓への山道を駆けていると、下の方から誰かが登って来るのが見えた。
古めかしい提灯を持った和装の男性だった。
足を緩め、ゆっくりと行き違いながら「こんばんわ」と挨拶をした。
男性はゆるりと会釈を返してき、その時初めて顔が明るく見えた。
男性の首から上にあったのは、真っ赤な魚のものだった。
夜店の金魚掬いで見たランチュウにそっくりだったという。
唖然とする友人を残し、ランチュウの人はするすると山奥へ進んでいく。
その姿が見えなくなってから、彼は全力で山を走り下ったそうだ。
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カテゴリ:山にまつわる 怖い話

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